【サイエンス】栄養価の高い食生活の持続は寿命を10年以上伸ばす可能性

栄養価の高いヘルシーな食生活の継続は、非感染性疾患(NID)の発症リスクを抑え、寿命を延ばす可能性がノルウェーの研究で示唆された。
ノルウェーの研究者は独自のアルゴリズムを構築し、2018年世界疾病負荷研究のデータを基に、中国、欧州、ノルウェー、米国において、栄養価の高い「最善」の食生活が寿命の変化に及ぼす影響を検証した。「最善」の食生活とは、通常と比べ、全粒穀物、マメ類、魚、果物、野菜、ナッツ類が多く、赤身肉や加工肉類、砂糖添加飲料、精製穀類を減らして摂取するものをいう。
Food4HealthyLiufe calculatorを用いた計算では、最も大きな効果をあげた食生活は、マメ類、全粒穀物、ナッツを多く摂取し、赤身肉と加工肉類を減らしたものだったことがわかった。「最善」の食生活への移行は早ければ早いほど効果が得られるという。
分析の結果、例えば、20歳の女性が「最善」の食生活を実行すると10.4年、男性の場合は13.7年寿命が延びることが判明した。男女の平均は12.1年だった。
これを食品で表すと、全粒穀物を1日40gから225gへ、魚は50gから200g、野菜は250gから400g、果物は200gから400gに増やし、ナッツ類は全体的に25g、マメ類は200gを摂取することを推奨している。
反対に、乳製品を300gから200gに、精製穀物は150gから50g、卵は50gから25gに減らすこと、そして赤身肉、加工肉類、砂糖入り飲料を食生活から完全に取り除くことを勧めている。
研究者は、若い頃からこのような食生活を持続すると、寿命は10年以上延びると結論付けている。本研究はPlos Medicine誌に掲載された。

「GNGグローバルニュース 2022年3月25日号」より

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