
脳機能低下の改善・予防に役立つたんぱく質「BDNF」とは
GLP-1受容体作動薬の普及が欧州の消費者の食行動に影響を及ぼしている。対象国は英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインだ。
・ 英国では、GLP-1使用世帯数が 2.3%から 4.1%に増加し、食生活の変化が顕著であると報告されている。
・Euromonitor社によれば、GLP-1使用者は厳しい食事制限をする傾向が、他のウエイトロスを目的とする者より少なく、むしろ「GLP-1対応食品」(食べやすい新しい選択肢)が拡大していることで、制限が緩んでいるという。
・英国では、GLP-1使用者の63%がピザ、74%がテイクアウト食品、23%がアルコールの摂取を減らし、スナックの消費も減少している。一方で、ビタミン・ミネラルの需要が増加している。
・ただし、現時点ではスナック市場全体に対する影響は限定的であり、インフレや生活コストの上昇など、他の経済的要因と比べ影響は小さいとみられている。
・しかし、2026年以降、GLP-1受容体作動薬の特許切れによるジェネリック薬の登場を契機に、より広範な普及が予想され、消費行動や市場への本格的な影響が顕在化する可能性があるとしている。
出典 NutraIngredients(2025年8月11日)
https://www.nutraingredients.com/Article/2025/08/11/glp-1-affect-on-consumption-in-europe/?utm_source=newsletter_daily&utm_medium=email&utm_campaign=13-Aug-2025&cid=DM1228545&bid=768012787
「GNGグローバルニュース 2025年8月28日号」より