カラダに良い成分いろいろ

脂質吸収抑制・美肌・リラックス・虫歯予防にも

CAHPTER.01 紅茶の葉には嬉しい成分がいっぱい!

紅茶の葉は健康・美容成分の宝庫

summary

美容や健康に効果のある紅茶成分。紅茶ポリフェノールをはじめ、素晴らしい働きをする成分がたっぷり詰まっています。

カラダに良い成分 紅茶ポリフェノール~テアフラビン・テアルビジン

紅茶製造の発酵工程で、カテキンから変化する紅茶ポリフェノールの一種。消化管での脂質吸収への影響が明らかになってきており、食事に含まれる脂質の消化吸収を抑えたり、血中LDL(悪玉)コレステロール値の低下にも関与すると考えられています。さらに血糖値の上昇抑制効果が証明されている他、血流の増進、抗酸化作用による活性酸素除去・酸化ストレスの軽減など、老化抑制につながる作用の可能性も大。健康・美容に寄与する、今注目の成分です。


カラダに良い成分 テアニン

アミノ酸の一種で、うま味をもたらす成分。脳のα波を増やして、リラックスさせたり、ストレスの軽減に作用します。


カラダに良い成分 カフェイン

睡眠不足時の集中力アップに効果があるカフェインも、紅茶の葉に含まれています。ただ含有量はコーヒーの半分。神経が高ぶり過ぎないところが、丁度いいかもしれません。

日本食品標準成分表2020年版(八訂、文部科学省)より

カラダに良い成分 ミネラル類

血圧の調整に働くカリウム、骨の形成や抗酸化酵素の作用を助けるマンガン、虫歯予防に寄与するフッ素も含まれています。


カラダに良い成分 ビタミンB群・葉酸

疲労回復や全身の機能維持に不可欠なビタミンB群や葉酸も少量含有。葉酸は、胎児の正常な発育を助けることでも有名です。


カラダに良い成分 香気成分~ホトリエノール、リナロール、ゲラニオール他

紅茶の葉には、発酵の過程で作られる実に600種類を超える香気成分が含まれています。そして、実際に紅茶の香りに強く関与しているキーアロマは数十種類です。リラックス効果や気分転換、疲労感の軽減、集中力・認知能力の向上を示すといった研究結果が報告されており、美容や健康にうれしい効果をもたらします。

香気成分 香りの特徴 主な健康・美容効果
ホトリエノール 花や果実のような香り 鎮静効果、睡眠改善、ストレス性の肌荒れ予防
リナロール フローラル、やや柑橘調 不安・ストレス軽減、抗炎症、神経保護、抗菌など
ゲラニオール ローズ香、フローラル 抗炎症、抗酸化、代謝改善、神経保護、抗がん、腸炎症改善など
その他:花や果実、グリーンなど多彩な香り・ネロール・β-イオノン・メチルサリチル酸・フェニルアセトアルデヒドなど